夏も終盤に差し掛かると、どうも体がスッキリしない。日中の暑さ、冷房の冷え、そして夜の寝苦しさ…。知らず知らずのうちに、体は疲れが溜まっているみたい。
そんな「なんだかダルいな…」という夏の疲れには、特別なことをしなくても、日々の食事をちょっと見直すだけでグンと変わります。難しく考えなくてOK!ゆる~く、薬膳の知恵を取り入れて、体の内側から元気をチャージしていきましょう!
今回は、夏の疲れを吹き飛ばしてくれる、身近な薬膳食材を10個ピックアップ。スーパーで手軽に買えるものばかりなので、ぜひ毎日の食卓に取り入れてみてくださいね。
第10位 トマト
夏野菜の代表格!体の余分な熱をクールダウンしてくれる働きがあります。さらに、疲労回復に役立つクエン酸も豊富。生でサラダもいいけれど、リコピンは油で炒めたり、加熱したりすると吸収率がアップするので、スープや炒め物にするのもおすすめです。
第9位 きゅうり
こちらも夏野菜の定番。体を冷やす効果が高く、火照った体を内側からクールダウンしてくれます。また、利尿作用もあるので、むくみ対策にも◎。味噌をつけて丸かじりするだけで、立派なゆる薬膳です!
第8位 冬瓜(とうがん)
「冬の瓜」と書きますが、旬は夏。体の余分な熱や湿気を取り除く力が強く、むくみやだるさを解消してくれます。ほとんどが水分で、味が淡白なので、和風あんかけやスープなど、どんな料理にも合わせやすいのが嬉しいポイント。
第7位 ゴーヤ
夏の疲労に効く「苦味」の代表格。体にこもった熱を冷まし、食欲不振を改善する働きがあります。独特の苦みが苦手な人もいるかもしれませんが、塩もみしたり、薄切りにして炒め物にしたりすると食べやすくなりますよ。豚肉や卵と炒めるゴーヤチャンプルーは、栄養バランスもばっちりです!
第6位 豚肉
疲労回復のビタミンと呼ばれる「ビタミンB1」が豊富!夏バテで消耗したエネルギーを効率よく補給してくれます。冷たいものを摂りがちで胃腸が弱りがちな夏こそ、しっかりお肉を食べてスタミナをつけましょう。
第5位 山芋
とろろでおなじみの山芋は、薬膳の世界では「山薬(さんやく)」と呼ばれる優れもの。弱った胃腸の働きを助け、消化吸収を促してくれます。食欲がないときでも、すりおろしてご飯にかけて食べれば、栄養をしっかり摂ることができます。
第4位 枝豆
実は疲労回復効果が高い枝豆。良質な植物性タンパク質に加え、ビタミンB1やカリウムが豊富で、汗と一緒に流れ出たミネラルを補給してくれます。ビールのお供にするなら、塩分過多に注意!ゆでたてをそのままいただくのが一番ヘルシー。
第3位 緑豆(りょくとう)
もやしの原料としても知られる緑豆は、体の余分な熱や毒素を取り除くデトックス効果が高い食材。お粥に入れたり、ココナッツミルクと煮てぜんざいのようにしたりと、デザートにも使える万能選手です。
第2位 ハトムギ
むくみやだるさの原因となる「湿気」を取り除くのに最適なのがハトムギ。穀物なので、ご飯と一緒に炊いたり、サラダのトッピングにしたりと、手軽に取り入れられます。お肌の調子を整える効果も期待できるので、一石二鳥ですね。
第1位 スイカ
夏の果物の王様、スイカ!利尿作用が高く、体にこもった熱を冷まし、むくみを解消してくれます。天然のミネラルも含まれており、「天然のスポーツドリンク」とも言われるほど。暑い日に冷たいスイカを食べれば、心も体もリフレッシュできますね!
いかがでしたか?
今回挙げた食材は、どれもスーパーで手に入るものばかり。完璧な薬膳料理を作る必要はありません。いつもの食事に「今日はトマトをプラスしよう」「晩ごはんは豚肉にしよう」と、意識するだけでOK。
夏の疲れは、知らず知らずのうちに体に蓄積しています。季節の変わり目を元気に乗り切るために、これらの食材を上手に取り入れて、体の内側からゆるやかに整えていきましょう!
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